先月より2017年度メンバーによるグループ作品のクリエーションが始まっている。
創作はまだ始まったばかりだが、彼らのクリエーションを見ていると、作り手、踊り手ともにしっかりと成長していると感じられる。もちろんそれは私がずっと彼らを見て来たから、以前と比較してそう感じられるのだが。
上原、武内、田中は初年度から3年目、野口は2年目。個人の特性もあるが、皆の身体の在りようは大きく変化した。
その変化とは何か。
それは「踊ることを怖がらなくなった」ということかも知れない。もちろん彼らは踊りたいと思って、日々自らの身体と向き合っているのだが、出会った当初の印象は踊りたいという意に反して、身体が踊ることを怖がっているように思えた。
踊ることは誰にだってできる。私も踊れるのだと、怖がらずに思えるようになった。
単純ではあるが、それが踊りの核心とも言える。
その変化が見られるまでに、3年という時間を要した。それでいいのだ。
三浦