グループ作品「 interweave-からだ織り成す-」の公演が1月7日にありました。お越しくださった方々に感謝申し上げます。
MLIのグループ作品の公演は2回目になります。メンバーの入れ替わりはありましたが、6人のうち4人は2回にわたりグループ作品の創作をしたり踊ったりしたことになります。私は2回とも踊りのみでしたが、そのたびに残る身体の感覚の印象がおもしいと感じています。
このように言えるのも、足りない時間を何とか使って大丈夫かな、間に合うかな、ああどうするのなんてハラハラする思いを共有しながら、連日ちょっと寝不足で疲れ気味の状態のまま追い込まれ仕上げていく課程を1度経験し、更に2度目を経験し味わえた実感なのです。
最初から楽しい気分ばかりで始まってはいないのです。特に私が躊躇してしまったことは、いつものレッスンとは違う振りを身体になじませるまでのことした。その違和感はなんとも言い難く、作家の意図など推し量ることなく、なにこの動きは!と一方的に拒否したくなったり、なぜこの動き?と疑問だらけで真似るだけになってしまったりして、創り手を戸惑わせるような状況に幾度となくしてしまうこともありました。しかし、2回目には自分にはない振りを身体に刻み込むことが興味深くとてもおもしろいと感じられていました。これが今回のグループ作品で得たものです。
(上原)
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