8月21日(金)、8月22日(土)講師招聘によるワークショップが開催され、
第3回目のワークショップ講師は岩渕貞太さんでした。
「身体地図」という考え方で
日頃、自分の意識が届かない身体の部分を探りながら
様々なワークが展開されました。
心地よさの中での身体の可動性
対称と関わる身体
他者とのコミュニケーションで生まれる感覚
意識で変わる力バランス、など
無意識を意識化する試みでは
ダンスを非日常的な表現としてとらえるのではなく
ごくごく日常的な動きを抽出しながら
新しい視点を生み出すものだと感じられました。
ワークの中でできないこともたくさんありましたが
自分が生まれ持った身体特性に限らず
表現できることがまだまだあると思い知らされました。
また、心と意識と身体が完全に結びついたものであることを
再認識する体験になりました。
そして、何よりも
岩渕さんがアーティストとして
身体表現を探求していく姿勢に
驚くことがたくさんありました。
こうした学びを、今後の活動に展開していきたいと思います。
岩渕 貞太(振付家・ダンサー)
2005年より、「身体の構造」や「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した振付作品を発表する。2010年から大谷能生や蓮沼執太など音楽家と共に身体と音楽の関係性をめぐる実験作を継続的に発表。その他にもアニメーション作家・現代美術家など、他ジャンルの作家とのコラボレーションにも精力的に取り組んでいる。美術館や公園など劇場外でも空間の特性を活かしたパフォーマンスを発表。その他ワークショップの開催など多方面で活躍している。急な坂スタジオレジデントアーティスト。アトリエ劇研アソシエイトアーティスト。